目黒区の人口の動き

東大駒場キャンパス、東工大などが所在する目黒区。ブランドイメージがあるにもかかわらず、2009年には人口が減少に転じてしまいました。23区内で減少しているのは渋谷区と目黒区だけです。現在はゆるやかに回復していますが、なぜこのような事態になったのでしょうか。

 実は、目黒区には数字には現れない「住みにくさ」があると指摘されているのです。まず、借家率が23区中では最低です。つまり、持ち家以外で住もうとすると、物件が少ないということになります。

 また、住宅地率は23区で最も高いために、その他の公共の空間が少ないということになります。公園を例に取ると、区民一人あたりの公園面積は23区中21位となっています。その他の施設・商業施設数でも、大型店、コンビニ、ドラッグストアなどの数は23区中全て20位より下です。

 しかし、犯罪の認知件数は21位。安心できる街なのです。大地震が起きた時のシミュレーションでも最も死傷者予想数が少なかったのです。目黒の財産は、この「安全な街」ということではないでしょうか。